氷見市観光協会(富山県)は28日、能登半島地震の影響で中止していた市漁業文化交流センターでの「かまぼこ絵付け体験」の団体受け入れを1年半ぶりに再開した。この日はコマツ氷見工場(同市下田子)の労組「コマツユニオン氷見支部」の組合員とその家族ら約50人が絵付けに挑戦した。
同市窪にある「加納かまぼこ店」の加納豊さん(76)と進一さん(50)親子が講師を務めた。参加者は、円形のかまぼこ台に赤色や青色など計6色の着色すり身を絞り出し、思い思いに絵を描いた。
母親と参加して海の絵を描いた小学2年生の舟貝咲良(さくら)さん(7)は「絞るのが難しかった。きれいに作れてうれしい」と笑顔を見せた。
同協会の境純一さんは「かまぼこの魅力を県内外にアピールし、氷見を盛り上げたい」と話した。