富山情報ビジネス専門学校(富山県射水市三ケ)の学生24人は26日、同市流通センター水戸田のアルビス本社で、商品のデータ分析とPRポップの作成業務を体験した。学生からの提案を生かして同社が用意したインターンシップ(就業体験)を通じ、業務に理解を深めた。

 富山情報ビジネス専門学校とアルビスが本年度から始めた産学連携の一環。「学生の『やってみたい』から始まるインターンシップづくり」と題し、情報ビジネス学科と医療事務学科の授業として4月にスタートした。

 今回は「スーパーの店舗以外の業務を体験してみたい」という学生からの声を受け、同社が二つの業務体験を用意。データ分析では、商品購入者の年齢や性別が分かるシステムを活用して、学生が一緒に買われやすい商品の組み合わせを分析し、提案した。

 情報ビジネス学科2年の松井稔通(としみち)さんは「スーパーは店舗のイメージが強かったが、普段学んでいる分析の知識が生かせる業務もあると分かった」と話した。

 学生は26日の業務体験を基に、インターンシップの内容を精査し、9月の発表会で同社に最終提案する。