富山県の朝日町さみさと、あさひ野の両小学校の3年生計約50人は25日、同町横水のあさひ農学舎そばの畑で枝豆の種をまいた。児童は長靴を泥だらけにしながら「楽しい」「早く収穫したい」と農業に親しんだ。
地産地消に理解を深めてもらうとともに、生産者と交流を図ろうと毎年実施している。時間帯を分けて両校児童が参加し、畑近くで農業を営むサンライス青木の青木靖浩会長から指導を受けた。
あさひ野小の児童は、畑の畝に指の第1関節の深さまで穴を開け、約10センチ間隔で「茶豆」と呼ばれる品種の種を丁寧にまいた。近藤鼓虎(ことら)さん(8)は「楽しかった。早く収穫しておいしい枝豆が食べたい」と笑顔を見せた。
青木会長は作業の後に児童から質問を受けた。収穫までの栽培法やドローンを使ったスマート農業について解説し、「勉強をしっかりして、農業にも興味を持ってほしい」と呼びかけた。
3日ほどで芽が出るといい、9月上旬に収穫体験を行う。