朝日町ヒスイ海岸観光交流拠点施設「ヒスイテラス」に4月オープンしたカフェが、通年水耕栽培の町産メロンを味わえる観光スポットとして人気を集めている。7月14日からは10種類の夏限定メニューを加え、スイーツと海の景色を満喫してもらう。地域貢献にも目を向け、夏休み中の子どもを対象にワンコインでカレーライスを提供する割引サービスもスタートさせる。
店名は「今日もかえりたい。~Melon et Cafe~」で、LEDを活用した水耕栽培装置の開発を手がけるPBS(朝日町草野)が4月3日に開業した。自社工場のハウスで育てたメロンのパフェやフラッペなどを並べ、6次産業化した農業ビジネスの確立を目指す。店舗から望む日本海の絶景も相まって、2カ月半余りで5800件以上の利用があった。
夏のレジャーシーズンに向けて24日にメロンの新メニューを発表した。冷凍イチゴを削って果肉を添えたかき氷、果汁エキス入りのプリン、実とクリームのフルーツサンド、昭和レトロなクリームソーダのほか、風味豊かなビールも開発した。新たな軽食や飲み物も5品そろえる。須田昂之店長(41)は「夏っぽさを演出した。食事とロケーションを楽しみに足を運んでほしい」とPRする。
子ども向けの割引サービスは夏休み応援キャンペーンとして企画。通常1280円のカレーを、子どもたちが気軽に食べられるよう小サイズにして500円で提供する。中学生以下を対象に1皿ごとに押印するスタンプカードを渡し、5個たまったらソフトクリームが当たる特典も付ける。
須田店長は「おなかいっぱい食べ、夏の楽しい思い出をつくってほしい」と話している。期間は7月14日~8月末。