2025年にスタートした富山県の上市町中心部の空き店舗などの活用を広げるイベント「カミノイチ」の第2回が21日、町内12カ所で始まった。2日間、カフェやワークショップなどさまざまな催しが町中心部で行われる。22日まで。

 まちなかを歩きながら、町全体の魅力を知ってもらうのが目的。カミノイチ運営委員会が主催し、約30の事業者が空き店舗を利活用して出店した。21日は上市町建設課の1級建築士の資格を持つ職員の案内で、空き家や空き店舗の見学ツアーもあった。運営委員会長の伊東将太さん(41)は「にぎわいが日常のものとして、町に定着していってほしい」と話した。

 同町熊野町の古民家を改装したゲストハウス「metate」では、富山ガラス造形研究所研究科の学生2人による展示販売会を実施。出品したジョン・ミンギョンさん(2年)は「古民家の雰囲気を残した空間で展示できてうれしい」と話した。