いずれもすしを生かした地域活性化に取り組む富山県と北九州市のご当地自慢の味を食べ比べられる企画が20日、両地域の回転ずし店で始まった。8月30日まで期間限定で提供する3貫盛りの販売皿数を競う。
県内で展開する「氷見回転寿司 粋鮨」と、「廻転寿司平四郎」(北九州市)が企画。以前から交流があり、新田八朗知事と武内和久北九州市長が12日に行った「すし会談」を記念した。
互いの店が考案したレシピを共有し、仕入れでも連携した。期間中は両店で「富山三昧」(ベニズワイガニ、マダイ昆布締め、シロエビ昆布巻き軍艦)、「北九州三昧」(ヤリイカ、マフグ、マダイの炙(あぶ)りぬかだき添え)を味わえる。それぞれの販売皿数は企画終了後にSNSで発表される。
粋鮨は富山店、高岡店で販売する。エリアマネジャーの田中昌利さんは「富山ならではの人気のネタをそろえた。やるからには勝ちたいが、引き分けでも両方の地域が盛り上がればいい」と話した。