梅雨明け前にもかかわらず連日30度を超える真夏日が続く中、富山県富山市今泉の富山消防署では、隊員が暑さに体を慣らすための訓練が始まっている。18日も防火服や酸素ボンベなど約20キロの装備を身に着けた7人の隊員が、暑さに負けない体づくりに励んだ。

 腕立て伏せや腹筋などの筋力トレーニングに加え、高さ約15メートルある階段の上り下りなど、互いに声を掛け合いながら約30分間汗を流した。

 本格的な暑さを前に毎年行っている。例年は7月初めから始まるが、真夏日予報が続いたため開始を1カ月ほど早めた。吉田昌司隊長(48)は「火災現場はさらに暑い。そんな中でも常に100%の活動ができるよう準備している」と話した。