特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、高岡署は17日、富山県高岡市駅南のセブン―イレブン高岡駅南4丁目店のアルバイト従業員、辻村喜久子さん(70)と口取睦美オーナーに感謝状を贈った。

 辻村さんは5月9日午後5時ごろ、レジで市内の70代男性から「パソコンがウイルスに感染し、直すには10万円分の電子マネーカードが必要」と言われ、高額だったことから詐欺ではないかと疑い、男性に警察へ届け出るよう促した。

 贈呈式が同署であり、豊田馨署長が感謝状を手渡した。辻村さんは「被害に遭わなくて良かった。これからも積極的に声をかけていきたい」と話した。

 同署は辻村さんに特殊詐欺被害防止推進員の認定バッジを、同店に特殊詐欺被害防止推進店・事業所の認定プレートをそれぞれ交付した。