富山県富山市の富山ガラス工房で、「風鈴展~涼と富山曼荼羅(まんだら)彩を愉(たの)しむ~」が開かれている。汗ばむ陽気の中、青や白の涼しげな色と音色で訪れた人を癒やしている。7月6日まで。

 曼荼羅彩は、日本の伝統色とされる5色のオリジナルガラス。工房スタッフと県内外の作家計21人が制作した風鈴約70点と、夏向きの清涼感あふれるグラスや器など計約100点を展示販売している。

 翡翠(ひすい)や碧(あお)など同工房オリジナルの色の多彩な風鈴が吊るされ、うちわをあおいで音色を確かめることもできる。琥珀(こはく)色の風鈴を出展した若色正太さんは「作家としてのこだわりを持ち、個性を出した」と制作意図を話す。