ゴールドウインは10日、富山本店(富山県小矢部市清沢)のリペアセンターで提供している自社製品の修理サービスに加え、クリーニングや保管を請け負う新サービスを始めた。サーキュラーエコノミー(循環経済)が重視される中、衣服やテントをメンテナンスした上で預かることで、長く使ってもらえるようにする。
同社は製品寿命を延ばし、長く大切に着てもらおうと、30年以上前にリペア事業を開始。近年は年間2万点の修理を手がける。東京や大阪の店舗にもリペアコーナーを設け、取り組みを拡充している。
同社のダウンジャケットをはじめとする冬物製品などは、使い込んだ後、洗わずにしまうと機能が低下することから、新サービスに乗り出すことにした。
ダウンジャケットなどの衣類やテント、寝袋を修理した後、連携先の業者がクリーニングする。はっ水機能のある製品には、はっ水加工も施す。
保管は、温度や湿度を管理したスペースで最長9カ月間預かる。保管料金は1点につき660円。サイトから申し込める。