夏本番を前に、魚津水族館(富山県魚津市三ケ)は3日、ゴマフアザラシとフンボルトペンギンのプールに日よけのよしずや遮光ネットを取り付けた。
雨の中、飼育員7人が作業。ゴマフアザラシのプールでは、縦2・4メートル、横1・8メートルのよしず4枚を柱にくくり付けた。ゴマフアザラシの「まちこ」と「ハル」は興味津々に作業を見守った。フンボルトペンギンのプールには黒色の遮光ネットを設置した。西馬和沙飼育員は「体調を崩さず、快適に過ごしてほしい」と話した。
同館は日本の暑い夏に弱いアザラシやペンギンを守るため、毎年この時期に対策を施している。7月初旬には、プールの水を20度前後の海水から約13度の井戸水に切り替える。