デザイン性高める
老舗生地メーカー、今井機業場(富山県南砺市野口、今井宏社長)は、手汗を防ぐ手袋「テアセシラズ」を商品化した。特殊なニット生地を使い、肌に触れる内側にはっ水機能を持たせ、手汗をかいても快適に使える。27日から応援購入サイトで発売する。
手汗防止手袋は一般的に、指先をカットしたデザインや小指と薬指が入る2本指タイプが多いが、デザイン性を高めるため、布を使う面積を少なくし、手首から小指までを布で覆う1本指タイプに仕上げた。
2022年の産学官連携事業で、富山大芸術文化学部の学生が提案したデザインをベースに開発した。内側にはっ水機能、外側に吸水、速乾機能がある特殊な生地を使い、汗をかいてもべたつかないという。
新型コロナ禍の21年に商品化したマスク「ムレシラズ」、24年のサウナハット「のぼせシラズ」に続き、「シラズ」シリーズの第3弾となる。
色展開も豊富で、ネイビーとブラウン、ブルーグレー、ベージュの4色を用意した。学生と共同で商品化した青能一浩開発課長(40)は「外出先で周りの目が気になる人でも、おしゃれに身に着けられる。手汗に悩んでいる人は、勉強や絵のスケッチをする時に使ってほしい」と話す。
定価は1枚3480円で購入時期によって割引がある。右利き、左利きどちらにも対応する。販売は7月13日まで。