富山県南砺市上平地域の世界文化遺産・菅沼合掌造り集落で、かやぶき屋根のふき替え作業が進んでいる。26日は県西部森林組合の職員3人が木材でできた骨組みの上にすだれを敷き、縄で固定した。

 今回の作業は4月下旬から、集落にある中島慎一さん宅で始まった。通常は約20年ごとにふき替えを行っているが、冬の大雪でかやが剥がれたため5年早く交換することになった。

 同日は外国人観光客らが作業の様子を写真に収める姿が見られた。