富山市三成小学校(同市水橋小路)の5年生29人が21日、同市北馬場の田んぼで田植えを体験した。来年度、同校を含む水橋地域の小中学校が統合して義務教育学校「水橋学園」が開校するため、三成小としては最後の活動となった。

 児童は地元農家の中川庄司さん(73)に教わりながら、「枠ころがし」で目印を付け、コシヒカリの苗を手で植えた。泥だらけになりながら、田んぼの感触を楽しんでいた。

 田植えは上条・三郷ふるさとづくり推進協議会が2004年から企画してきた。上条地区自治振興会長の鹿熊兼一さんは「住民と小学生の交流の場だったので、統合後もどうにか続けていきたい」と話した。

 9月ごろに収穫し、「おにぎり会食」で地域住民と一緒に味わう予定。一部を姉妹校の東京都品川区の「豊葉の杜学園」に贈る。