趣味で絵画や彫刻に取り組む村正俊さん(80)=富山県射水市戸破=が、自身2冊目となる作品集「気楽な遊彩集」を完成させた。「人生の集大成。気楽に見てほしい」と話している。
1級建築士の村さんは県庁の建築部門に長年勤め、学校や公共施設の建設にも携わってきた。仏壇の彫刻家だった父の作業を手伝うなど子どもの頃からものづくりに親しみ、仕事の傍ら趣味の延長で始めた創作活動を約35年にわたり続けている。
1冊目の作品集「遊彩集」では、旅先でペンを走らせて描いたスケッチや墨彩画を収録した。今回の2冊目ではスケッチや墨彩画のほか、「コロコロローラー」と称したガリ版刷りに使われる技法を用いて自由にペイントした作品や、木とバネで作った動物の彫刻など275点を掲載した。
村さんは「気の向くままに作ったものばかり。これからも新しいことに挑戦し続けたい」と語った。県内の図書館などに配る予定という。