サッカーの天皇杯全日本選手権出場を懸けた第30回県選手権は11日、富山市の岩瀬スポーツ公園で決勝を行い、富山新庄クラブがJOGANJI富山に7-0で大勝し、5年ぶり8度目の天皇杯出場を決めた。

 富山新庄クは攻撃陣が爆発し、7得点で圧倒した。前半1分にMF飯島が「狙っていた」という左クロスに反応して先制。その後、攻めながらもネットを揺らせない時間が続いたが、36分にFW森本が豪快なシュートを決め、2-0で折り返した。

 後半はさらに攻勢を強め、MF遠藤の追加点や飯島のこの日2点目となるゴールなどで突き放した。

 今季から就任した元カターレ富山の朝日大輔監督は「しっかり勝てて良かった。練習の成果が出た」と話した。

 富山新庄クは24日、岐阜県でJ3FC岐阜との天皇杯1回戦に臨む。飯島は「個人の能力は全国に通用すると自信を持ち、チャレンジしたい」と意気込んだ。

 県選手権は県サッカー協会主催、北日本新聞社共催。

出場88チーム決定

 サッカーの第105回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)の代表決定戦が11日、各地で行われ、47都道府県代表が出そろって本大会に出場する88チームが決定した。

 宮城県では仙台大がコバルトーレ女川に3―1で勝って6大会ぶりの出場を決めた。熊本県ではイロンデル熊本がマリーゴールド熊本を2―1で破って初出場を決めた。

 1回戦は24、25日に実施。決勝は11月22日に東京・国立競技場で行われる。