ホテルJALシティ富山(富山市宝町)は24日、新たにスイートルームを設けたと発表した。25日から予約を受け付け、5月1日から利用できる。米紙ニューヨーク・タイムズの「2025年に行くべき52カ所」に富山市が選ばれたことを踏まえ、富山を訪れるインバウンド(訪日客)にも楽しんでもらえるよう世界的なデザイナーの調度品や、富山ブランドのバスアメニティーを採用した。
スイートルームの名称は「リトリートスイート」で、9~10階に1部屋ずつ設けた。広さは79平方メートルと一般客室の3部屋を再構成した。定員は2人で、客室料金は1室9万800円から。
室内にはスイスの建築家ピエール・ジャンヌレが手がけた椅子や、世界的な彫刻家イサム・ノグチの照明を設置。バスアメニティーは富山発のオーガニック製品ブランドを採用している。
ホテルJALシティは、ホテルオークラ子会社のオークラニッコーホテルマネジメント(東京)が運営する。2022年3月に開業した富山は、10階建て244室のホテル。到着前に発行されるQRコードをかざすだけでチェックインできる。