国内外の美術家が富山県高岡市の国重要伝統的建造物群保存地区、山町筋に滞在して作品を制作した「アーティスト・イン・レジデンス」の作品展が12日、同市の土蔵造りのまち資料館で始まり、アーティスト9人が自身の作品を解説した。
アーティスト・イン・レジデンスは、伝統的な町家を活用し、新たな価値創造を試みる取り組み。4日から日本や米国など4カ国の9人が参加し、版画や立体作品を仕上げた。
今回の事業は、オランダ出身のアーティスト、ロン・ワイヤースさん(64)が主催し、同資料館を運営するデザイン&マーケティング会社「はんぶんこ」が協力した。
ワイヤースさんは自身の作品について、山町筋の町並みにインスピレーションを受けて制作したと解説。「日本文化と西洋文化の融合を感じてもらいたい」と話した。作品展は13日まで。