男子競歩で2019年世界陸上ドーハ大会金メダリストの鈴木雄介さん(38)の歩く速さを体感できるイベントが8日、富山市秋ケ島の県空港スポーツ緑地陸上競技場であり、子どもたちが世界レベルのスピードを間近で体験した。保護者向けのトークセッションでは、鈴木さんが競技に向き合う子どもとの接し方などについてアドバイスした。
鈴木さんは、男子20キロ競歩の前世界記録保持者。2024年に現役を引退し、現在は新潟県内の大学で陸上競技部のコーチとして指導に当たっている。
この日は、高岡市の「こども陸上クラブホップ」(川邉真(まこと)代表コーチ)が開いた記録会の一環で、以前から川邉代表コーチと交流のあった鈴木さんが特別ゲストとして招かれた。
県内外の未就学児から高校2年生まで約100人が参加。子どもたちと100メートルを走る体験会では、現役時代に100メートルを18秒で歩いたという鈴木さんがスタートすると、その速さに驚きの声が上がった。砺波市出町小学校4年の浅海恵太さん(10)は「思ったよりも速くて、走っても追いつけなかった」と目を丸くした。
トークセッションでは、保護者を前にオーバートレーニング症候群で悩んだ経験などを話し、「子どもたちが競技を好きで居続けられるように、結果を求めすぎず、良かった所を見つけてあげてほしい」と呼びかけた。