6月22日まで募集
富山県の黒部峡谷鉄道は、宇奈月駅を訪れた人の愛猫をトロッコ電車の猫又駅の「名誉助役」に任命し、任命書と缶バッジを贈る企画を実施している。降車が期間限定となる駅の利用を促進し、愛猫との思い出を作ってもらう。6月22日まで募集し、交付は4月20日~6月30日まで。
能登半島地震による落石の影響で、同鉄道は今シーズンも宇奈月-猫又駅間で運行する。国内で唯一、駅名に「猫」が付く同駅を知ってもらおうと、昨季から名誉助役の任命を始めた。
希望者は、住所▽氏名▽愛猫の名前▽缶バッジ用の写真-を同社に電子メールで送る。同社は送付から5日をめどに、任命書と猫の画像をプリントした直径5・5センチの缶バッジを作成する。
任命書とバッジは、宇奈月駅2階の特設コーナーに貼り出し、プレゼントする。任命書には、猫又駅にあるスタンプを押す欄を設ける。猫又駅での折り返し運転が始まる5月10日までは、トロッコ電車が発着する宇奈月駅にスタンプを置く。
猫又駅は工事関係者専用の駅で、落石被害が復旧すれば一般の乗客は降りられなくなる。同社営業企画・広報グループの野島千夏さんは「愛猫の記念品とともに素敵な思い出を作ってほしい」と話した。
問い合わせは黒部峡谷鉄道、電話0765(62)1800。