第20回春の全国中学生ハンドボール選手権大会(春中ハンド)最終日は29日、氷見市ふれあいスポーツセンターで準決勝と決勝を行い、男子県代表の氷見西條は決勝でGHR(群馬)を25-24で下し、2年連続3度目の頂点に立った。男子では大会史上初の2連覇を達成した。
氷見西條男子は前半、橋詰政仁(2年)が先制点を挙げ流れをつくるも、中盤に5連続失点し逆転を許した。以降は競り合い、12-13で折り返した。後半も一進一退の攻防が続き、一時3点差をつけられたが残り5秒、山本士(つかさ)(同)の得点で勝ち越した。
準決勝は麻生(茨城)に27-23で勝利した。
茨木颯介主将(2年)は「みんなで力を合わせて優勝できた。応援してくれた家族や友達、地域の皆さんに感謝したい」と話した。
閉会式では中村和哉日本ハンドボール協会副会長や菊地正寛氷見市長らが優勝、準優勝チームに賞状やメダルなどを贈った。
春中ハンドで県勢はこれまで、氷見西條男子が2015年、24年に優勝。氷見北部男子が21年に制している。
大会は06年から氷見市で開かれており、昨年は能登半島地震の影響で福島県で代替開催した。28年の第23回大会まで同市内で行うことが決まっている。北日本新聞社後援。