富山県が育てたチューリップの新品種「春のあかり」と「春のサンタ」が27日、お目見えした。春のあかりはだいだい色の花が街灯の光のように、春のサンタは赤色に白縁の花びらがサンタクロースの衣装のように見えることから名付けた。4月22日に始まるとなみチューリップフェアの会場で展示し、予約販売も受け付ける。
新田八朗知事が県庁で記者会見し、発表した。
県によると、茎や葉が丈夫で長い期間鑑賞できることから、花壇植えに適した品種。ハウス内で早く開花させる促成栽培が可能なため、切り花にも向いているという。球根の収量性が高い上、病気にも強く、知事は「生産者の収益向上につながると期待している」と語った。
名前は関係者から募った計149点の中から決めた。県が育成するチューリップは計43品種となった。