富山市の松川遊覧船の発船式が21日、富山城址公園の松川茶屋で行われ、市内の園児らが試乗を楽しんだ。22日から本格運航する。能登半島地震で被災した護岸の復旧工事は5月末頃まで中断される。
式で富山観光遊覧船の中村孝一社長が「近年、台湾からの客がものすごく多く、松川の遊覧船が世界に広まっていると感じる。市民が誇りを持てる魅力的なまちにしていきたい」とあいさつ。雲雀ケ丘保育所の年中児約15人が船長3人に花束を贈り、歌を披露した。試乗会があり、好天の下、招待客と園児らが優雅な船旅に笑顔を見せた。
富山観光遊覧船によると、桜の名所として知られる松川べりでは今月末ごろの開花を見込む。
開花前は原則、土日曜と祝日のみの1日4便運航する。開花中は平日も受け入れ、15~45分間隔で随時運航する。護岸復旧工事の再開に合わせて、5月末頃から運休する。運航状況はホームページやX(旧ツイッター)で確認できる。