2022年夏に高校生ラッパーの大会に出場。交流サイト(SNS)で大バズりし、瞬く間に人気を獲得した。25年1月に「距離ガール」でメジャーデビューを果たしたシンデレラガール。動画サイトのユーチューブなどでミュージックビデオ(MV)の再生数を急速に伸ばしている。大学生との二刀流を楽しみながら、2月末には早くも2曲目「ワンチャン」をリリースし、大阪、名古屋、東京の3都市でライブツアーを敢行中だ。
インタビューは2回続きで、(上)はフリースタイルラップの世界に未経験で飛び込み、環境が激変して2年半でメジャーデビューするまでの道のりを、(下)は大御所ラッパーたちとの交遊や今後の活動、楽曲作りに込めた思いを聞いた。
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▽ラップで生活が一変
―#KTCHAN(ケイティーちゃん)の由来を教えてください。
「KT」は本名の下の名前から取っていて、響きもラッパーっぽいので、それを最初はアーティスト名としました。で後になって、「KT」って呼び捨てにされたくないので「ちゃん」をつけて。「#」は新世代行くぜという意味で。今回のメジャーデビューを機にアーティストとして歩んでゆくという決意を込め、海外の人にもなじみやすいよう、#KTCHANと全部ローマ字にしました。
―ラッパーになろうと思ったきっかけは。
私の高校生活のほとんどは新型コロナウイルス禍まっただ中で、イベントや行事が片っ端からなくなってしまっていました。3年の頃、このままだと高校生、JK満足して終われないって考えていたんですね。