富山県高岡市福岡地域の特産や名所をラッピングした市公営バスのお披露目式が5日、同市福岡町下蓑新で開かれ、デザインを手がけた富山大芸術文化学部の学生らが喜んだ。
ラッピングバスは4台あり、それぞれコイ、菅笠(すげがさ)、つくりもん、桜をデザイン。岡本知久講師のゼミで学ぶ学生が考案した。
市公営バスは福岡地域の5路線で運行しており、ラッピングバス4台を含む6台が走る。コイは花尾線と向野循環線、菅笠とつくりもんは東廻循環線と南廻循環線で使い、桜はほかのバスの点検時に活用する。
お披露目式には同学部の学生16人と、福岡小学校の6年生99人が参加。同校には通学で市公営バスを利用している児童がいる。
角田悠紀市長と岡本講師があいさつし、学生を代表して伊藤悠月さん(2年)が「毎日バスに乗ったり、見かけたりするときに笑顔になれて福岡地域のことを大好きになってほしい」と述べた。
式に参加した児童はラッピングバスで同校まで移動した。