5日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)で、冬ごもりの虫が動き始める頃とされる。富山県砺波市狐島の農事組合法人「ガイアとなみ」のイチゴ狩りハウスでは4日、授粉用のクロマルハナバチが白い花や赤い果実の回りをせわしなく飛び交った。

 ハウス1棟に60匹が放たれている。4日は寒気が流れ込み、富山地方気象台によると、最高気温は富山6・2度、高岡(伏木)5・9度と2月上旬並み。ハウスの室温も約15度と低めだった。ハチの数は少ないものの動きは活発で、担当者は「少数精鋭部隊です」と話していた。

 ハチの授粉は5月上旬まで続く。