富山大は17日、高岡市二上町の高岡キャンパスに、乗用車を共同で利用する「カーシェアリングサービス」を試験的に導入した。学外研修や地域貢献活動の際、学生に利用してもらう。
トヨタモビリティ富山(富山市)が協力した。同社が県内の教育機関で運用するのは初めて。
キャンパス西側の駐車場に5人乗りの小型車「ヤリス」を2台用意。同社の専用アプリ「トヨタシェア」から予約する。最短15分220円で借りられ、学生以外も利用できる。
同大では昨年、キャンパス間のシャトルバスが廃止され、高岡キャンパス前を通る路線バスの本数も減った。これを受け、学生が手軽に移動できるとともに、公共交通機関を乗り継ぐなどするより経済的負担が軽いカーシェアリングに着目。1年間試験導入し、その後、常設も検討する。
長柄毅一芸術文化学部長は「教育研究が活発化することを期待したい」と話した。