富山地方気象台は14日、18日ごろから強い寒気が流れ込む影響で荒れた天気となり、19日ごろから警報級の大雪となる可能性があると発表した。交通障害などに警戒を呼びかけている。4日から続いた大雪で、富山県は14日、雪害による死者が1人増えて2人になったと明らかにした。負傷者数は31人と変わっていない。
気象台によると、県内は16日にかけて最高気温が10度を上回る予想で、なだれや屋根からの落雪などに注意が必要。その後、18日ごろからは強い冬型の気圧配置となり、19日ごろから大雪の恐れがある。
県が雪害による死者に加えたのは、11日に魚津市長引野の自宅敷地内で雪に埋もれた状態で見つかった無職女性(93)。魚津署は14日、司法解剖し、死因は頸椎(けいつい)損傷とみられると発表した。納屋(高さ約7メートル)の屋根からの落雪に巻き込まれた可能性があるとみている。