3月3日の桃の節句に向け、富山市安養坊の「とやま土人形工房」では、とやま土人形伝承会の会員によるひな人形作りが最盛期を迎えている。

 昔ながらの「抱き雛」や「豆雛」のほか、会員が時代に沿ってデザインした「うさぎ市松」など約30種類を桃の節句までに約700個完成させる。

 会員の草野ひとみさん(68)は「色鮮やかで華やかな人形になっている。お気に入りを手に取っていただきたい」と話す。人形は同工房で販売している。