富山県の南砺平高校が今年から初めて実施した全国募集の入試が10日、南砺市大島(平)の同校で行われた。募集定員6人に対し6人が志願し、作文と面接による試験に臨んだ。

 受験生は午前8時半ごろから、緊張した面持ちで同校に集まった。同9時20分の試験開始の合図とともに、一斉に作文問題に取り組んだ。

 2018年度以降、同校は7年連続で定員割れが続く。普通科の定員30人に対して23年度は合格者数が23人、24年度は16人だった。本年度の全校生徒数は64人で、県立高で最も少ない。入学者の確保につなげようと、県内初となる全国募集の実施に踏み切った。

 合格者は13日にインターネット出願システム上で発表する。県内の生徒を対象とした一般入試は3月6、7の両日行う。