北陸電力送配電は24日、魚津市平沢の片貝第二発電所周辺で降雪期の断線事故などに備えて雪害復旧訓練を行い、28人が安全で迅速な作業手順を確かめた。

 技術向上を目的に毎年実施している。今回は富山支社新川配電部と新川電力部、北電テクノサービス魚津支店の若手社員を中心に参加。40~50センチの雪が積もった中、全員がかんじきを履いて雪上を歩き、資機材を載せて重さ約60キロになったそりを引っ張った。

 参加者は2グループに分かれてドローンを操作し、断線した電線の箇所や、鉄塔や電線に割れや傷がないかを確認。垂れ下がった電線の復旧のほか、鉄塔に登って異常の有無を点検した。熟練技能を持つ「技術マスター」が指導した。