富山大は22日、大学が所有する施設へのネーミングライツ(命名権)を付与するパートナーに県内3社を新たに選んだと発表した。国の運営費交付金が減る中、資金確保を目指すとともに、産学連携の強化を図る。

 契約を結んだのは、日本オープンシステムズ(JOPS、富山市牛島町)、富山住友電工(射水市奈呉の江・新湊)、ダイト(富山市八日町)。運用期間はJOPSと富山住友電工が2025年4月1日から5年間、ダイトが3年間。企業側は施設内に看板を設置するなどして、自社の認知度向上につなげる。

 施設の愛称は、五福キャンパスの大学食堂が「JOPS食堂」、同キャンパスの第2大学食堂が「富山住友電工Cafe」、杉谷キャンパスの医薬学図書館グループ学習室が「Daito Inspiration Room(ダイトインスピレーションルーム)」とする。

 同大は24年4月から学生会館ホールなどの命名権を3社に付与しており、契約は計6社となった。各企業との契約金額は公表していない。