子どもたちが魚のさばき方を学ぶ「日本さばける塾in富山」が18日、射水市の大門総合会館で開かれた。魚をさばく体験を通じて、魚食文化や海の環境に関心を持ってもらう企画。8組の親子が、同市でブランド化を目指している養殖魚「いみずサクラマス」をさばき、刺し身や焼き魚にして味わった。

 日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、一般社団法人とやまミライラボが実施した。

 水産資源を将来に残していくために重要となる「養殖漁業」について理解が深まるよう、地元の堀岡養殖漁協が手がけるいみずサクラマスを用意。新湊漁協の漁師で、水産加工品を扱うIMATO(射水市本町・新湊)の東海勝久社長が講師となった。

 参加者は、東海社長から魚を三枚におろす手順を教わると、約40センチ、2キロにもなるサクラマスに包丁を入れた。

 「さばくのは初めて」という父母も多く、親子で力を合わせ、皮を剥ぐなどしてピンク色のきれいな切り身に仕上げ、満足そうな表情を見せた。