射水市消防本部が、高規格救急車を更新した。電動ストレッチャーを備え、傷病者を搬送する際の振動を抑えられるほか、手動だった従来に比べボタン式で操作しやすい。１３日からの稼働を前に１２日、配備する新湊消防署（同市本町・新湊）で救急隊員向けに説明会を開いた。

　同本部によると、電動ストレッチャーを備えた高規格救急車の導入は県内の消防署で初めて。電動モーターで高さの調整などができ、搬送や乗降が円滑に安全にできる。光量を調整できる警光灯や除細動一体型の観察モニターなども搭載する。

　同本部管内では救急車の出動件数が増加傾向にあるという。同署の七軒康一副署長は「活動をよりスムーズに安全にしていきたい」と話した。