カターレ富山がJ1の札幌に挑むルヴァン杯プレーオフラウンドの第2戦が9日午後2時から県総合運動公園陸上競技場で行われる。アウェーでの第1戦が1-1の引き分けだったため、この試合の勝者が準々決勝に当たるプライムラウンドに進む。90分を終えて同点の場合は延長戦、PK戦で決着をつける。J3で唯一勝ち残っているカターレの快進撃は続くか。勝負の行方を占う。(写真はいずれも5日の札幌戦)

先取点を決めてガッツポーズで喜ぶ碓井=札幌ドーム
ルヴァン杯は今年からJリーグの全60クラブが出場できるようになり、3回戦まではカテゴリーが下のクラブの地元が会場だった。カターレはこの新方式の申し子と言える。1~3回戦をすべて延長戦に持ち込み、J2の山形を劇的な逆転勝ちで下し、J2首位の清水と昨季J1王者の神戸をPK戦の末に破った。
価値ある敵地での引き分け
3回戦までに対戦した相手はいずれも、リーグ戦を含む連戦の中で主力選手をほとんど帯同させず、控えメンバーもやや手薄だった。
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