とやま文芸散歩｜連載・特集｜北日本新聞webunプラス

とやま文芸散歩<br />手袋の穴を見つけた冬支度　中村あきら

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手袋の穴を見つけた冬支度　中村あきら

いにしえより晩秋の風物詩だった冬支度も、生活スタイルの変化とともに希薄になって久しい。ところがここに来て意外な冬支度が跳梁跋扈（ちょうりょうばっこ）している。人...

とやま文芸散歩<br />たんぽぽのわた毛は空へ。今日からは我が最寄り駅を「施設」と決める　山中美智子

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たんぽぽのわた毛は空へ。今日からは我が最寄り駅を「施設」と決める　山中美智子

とやま文芸散歩<br />老蝶のひゆんと風を跨ぎしか　加能雅臣

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老蝶のひゆんと風を跨ぎしか　加能雅臣

とやま文芸散歩<br />さらさらと麻揉むかごと初雪は父ははのごとささやけり吾に　藤田和十

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さらさらと麻揉むかごと初雪は父ははのごとささやけり吾に　藤田和十

とやま文芸散歩<br />石段を登るじゃんけん冬温し　三箇清美

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石段を登るじゃんけん冬温し　三箇清美

とやま文芸散歩<br />掃きよせる落葉のなかに羽たたみ足たたみしてひとつ蝶の死　島田明子

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掃きよせる落葉のなかに羽たたみ足たたみしてひとつ蝶の死　島田明子

とやま文芸散歩<br />落葉掃き箒いろいろ変へてみる　永井邦子

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落葉掃き箒いろいろ変へてみる　永井邦子

とやま文芸散歩<br />胎動に触れて禁煙誓った手　小林正美

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胎動に触れて禁煙誓った手　小林正美

とやま文芸散歩<br />枝打ちの響きを熊も聞きをらむ　中坪達哉

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枝打ちの響きを熊も聞きをらむ　中坪達哉

とやま文芸散歩<br />夢さへも寒く目覚めつ称名の滝おともなく天よりかかる　朝生霜

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夢さへも寒く目覚めつ称名の滝おともなく天よりかかる　朝生霜

とやま文芸散歩<br />波音の中の風音冬に入る　川上弥生

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波音の中の風音冬に入る　川上弥生

とやま文芸散歩<br />新米が納得させる腹の虫　前ふみ子

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新米が納得させる腹の虫　前ふみ子

とやま文芸散歩<br />金林とふ同級生ありてひつそりと北鮮に帰りて七十年過ぐ　上田洋一

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金林とふ同級生ありてひつそりと北鮮に帰りて七十年過ぐ　上田洋一

とやま文芸散歩<br />神さぶ村拝み太郎の主の貌　田中憲子

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神さぶ村拝み太郎の主の貌　田中憲子

とやま文芸散歩<br />地球にて月見せし日をなつかしみ月に住みては地球見をせむ　牧田昌美

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地球にて月見せし日をなつかしみ月に住みては地球見をせむ　牧田昌美

とやま文芸散歩<br />身に入むや喜怒哀楽の失せし妻　八尾とおる

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身に入むや喜怒哀楽の失せし妻　八尾とおる

とやま文芸散歩<br />震える手はねる心臓おさえこみ上がる指揮棒始まりのあいず　高岡市五位中・澤田紅彩

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震える手はねる心臓おさえこみ上がる指揮棒始まりのあいず　高岡市五位中・澤田紅彩

とやま文芸散歩<br />籾摺を終へて疲労が安堵へと　柳川ひとみ

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籾摺を終へて疲労が安堵へと　柳川ひとみ

とやま文芸散歩<br />冷蔵庫開けるとプリン山とある　小西眞沙子

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冷蔵庫開けるとプリン山とある　小西眞沙子

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