とやま文芸散歩｜連載・特集｜北日本新聞webunプラス

とやま文芸散歩<br />逃げ水のゼブラゾーンを渡り来る人も揺らめく三十五度けふ　西島圭子

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逃げ水のゼブラゾーンを渡り来る人も揺らめく三十五度けふ　西島圭子

猛暑日という用語を気象庁が使い出したのは２００７年だという。一日の最高気温が３５度以上の日のことである。昨今はそれを越えて４０度にまで迫ろうとしている。実際全国...

とやま文芸散歩<br />微笑は言葉にまさる秋日和　堀田はるみ

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微笑は言葉にまさる秋日和　堀田はるみ

とやま文芸散歩<br />オンリーワンになれる自分の世界持つ　五艘悦子

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オンリーワンになれる自分の世界持つ　五艘悦子

とやま文芸散歩<br />帰省の子星空を見に帰りしと　杉本恵子

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帰省の子星空を見に帰りしと　杉本恵子

とやま文芸散歩<br />生徒ひとり叱りて帰宅せし我をシチューの湯気はすつぽり包む　早川昌成

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生徒ひとり叱りて帰宅せし我をシチューの湯気はすつぽり包む　早川昌成

とやま文芸散歩<br />わが庭へ秋は葉先を揺らし来る　山崎美江子

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わが庭へ秋は葉先を揺らし来る　山崎美江子

とやま文芸散歩<br />万歩計猛暑に感謝して休む　岡本輝夫

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万歩計猛暑に感謝して休む　岡本輝夫

とやま文芸散歩<br />足音が壁をへだてて聞こえ来る自信に満ちたあの足音が　菊野恒明

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足音が壁をへだてて聞こえ来る自信に満ちたあの足音が　菊野恒明

とやま文芸散歩<br />ひとり生き千人が死ぬ遠花火　高橋修宏

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ひとり生き千人が死ぬ遠花火　高橋修宏

とやま文芸散歩<br />パパイヤをちちうりの木と呼びしかな兵士のてがみ南島の遺書　辺見じゅん

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パパイヤをちちうりの木と呼びしかな兵士のてがみ南島の遺書　辺見じゅん

とやま文芸散歩<br />少年の隠しポケット雲の峰　吉田憲子

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少年の隠しポケット雲の峰　吉田憲子

とやま文芸散歩<br />夏祭り初めてかつぐお神こしの肩の重みにのこる思い出　ガルシカ・ティムール

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夏祭り初めてかつぐお神こしの肩の重みにのこる思い出　ガルシカ・ティムール

とやま文芸散歩<br />万歳寝手から転がる蝉の殻　宮西昌子

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万歳寝手から転がる蝉の殻　宮西昌子

とやま文芸散歩<br />いい人をやめて自分の色で生き　桑山早苗

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いい人をやめて自分の色で生き　桑山早苗

とやま文芸散歩<br />餌やりの顔を知つてゐる金魚かな　志摩一美

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餌やりの顔を知つてゐる金魚かな　志摩一美

とやま文芸散歩<br />愛されてみてもいいかなグッピーにかるく触れられる水草として　揺川たまき

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愛されてみてもいいかなグッピーにかるく触れられる水草として　揺川たまき

とやま文芸散歩<br />滝音に呑まれスケッチままならず　平井弘美

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滝音に呑まれスケッチままならず　平井弘美

とやま文芸散歩<br />カメムシがうちの畑でバイキング　粟島あつ子

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カメムシがうちの畑でバイキング　粟島あつ子

とやま文芸散歩<br />陽光をにわとりの首吊されて月やくの記憶ときに昏めり　辺見じゅん

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陽光をにわとりの首吊されて月やくの記憶ときに昏めり　辺見じゅん

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