富山県は13日、県有施設で初めてとなるネーミングライツ(命名権)を富山市惣在寺の体験型防災学習施設「四季防災館」で導入し、愛称を「ALSOK(アルソック)とやま四季防災館」にすると発表した。同日に命名権者の県綜合警備保障(同市)と契約を結んだ。期間はリニューアルオープンする4月から5年間で、県は年間100万円の収入を得て運営などに充てる。
県は能登半島地震の教訓を生かすため、VR(仮想現実)で災害を疑似体験できるようにするなど展示内容の刷新工事を進めている。再オープンに合わせ、新たな愛称で浸透を目指す。
13日は県庁で契約締結式があり、新田八朗知事と同社の木下勲社長が署名した。木下社長は、防災館で防犯セミナーを開くなど自社のノウハウを活動に生かす考えを示し「地域の防災力向上に努めたい」とあいさつ。知事は「子どもたちをはじめ多くの来場者に、防災を自分事化する契機にしてもらいたい」と話した。
県危機管理局によると、今回は同社を含め2社から応募があった。県は収入確保につなげようと、2027年夏に魚津市でオープンさせる新川こども施設でも命名権を導入することにしている。