黒部峡谷鉄道のトロッコ電車運転体験会が1日、富山県黒部市の同鉄道宇奈月駅で始まった。営業運転を休止している期間の限定企画。小学生から大人までの鉄道ファンら約60人が、冬場の作業などで実際に用いるディーゼル機関車を走らせて、運転士気分を味わう。15日まで。

 参加者は徐行などの標識や運転方法について説明を受けた後、運転士とオレンジ色の機関車に乗り込んだ。ハンドルで加減速などを調整して駅構内の約150メートル区間を2往復した。

 1日の初回に訪れた岐阜県飛騨市の会社員、井波博之さん(48)は、かつて富山、岐阜両県の山間部を走っていた神岡鉄道に勤務していた。体験会は3度目の参加で「ハンドルが固く、ブレーキのタイミングが難しい。熟練の技術だと感じた」と笑顔を見せた。

 体験会は15日までの金、土、日曜にそれぞれ1日8回行う。既に予約は埋まっているが、キャンセルが発生する場合がある。予約状況の確認や申し込みは同社のホームページから。