俳優の萩原利久、古川琴音、四宮義俊監督が24日、都内で行われた劇場アニメ『花緑青が明ける日に』(3月6日公開)ジャパンプレミアに登壇し、第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され訪れたベルリンの思い出を振り返った。
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本作は第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、萩原と四宮監督は実際にベルリンへ赴いた。先週帰国した萩原は「今後の人生にとって忘れられない経験や日々を過ごさせていただいたなと思いました」としみじみ。「お客さんに囲まれてみるっていう経験もなかったなと思って、不思議な体験でしたし、エンドロールになった瞬間にブワーッと、おそらく感想なのかわからないですけど、話しているのを客席から見るのが不思議な気持ちになりました」と振り返った。
ベルリン滞在中は「めちゃくちゃ寒かったです!15年ぶりくらいの寒波なんでしたっけ?あれがデフォルトなのかと思ったらそうでもないらしくて、すごいタイミングだなって」と声を弾ませた萩原だったが、「せっかくドイツに来たので、ビールはどっかで飲みたいなって思っていたんですけど、飲めず。悔やまれました。悔しかったです」と本音も吐露。
一昨日帰国したばかりの四宮監督は「取材とホテルを行き来して、ホテルの中でもひたすら仕事」と、さらに多忙だったことを告白。そんな中、参加が叶わなかった古川は「今のお話を聞いていると、おふたりともすごくお忙しそうなので、本当はオフでどう過ごされているのか聞きたかったんですけど…」と苦笑いしつつ、「ドイツの町並みはどうだったんですか?」と質問。
萩原が「建物が全部同じ高さで連なっているのはヨーロッパ感、ってまとめていいのかわからないんですけど、あまり見慣れないけど、絵とかで観たことのあるような建物とかがあって」と振り返ると、監督は「割といたるところにベルリンの壁が置いてある。分割されたものがあって、こんなに身近なんだって感じました」と明かしつつ「むしろそれくらいしかない」と吐露。真剣に耳を傾けていた古川は「お勤めご苦労さまです」と返し、会場に笑いが起こっていた。
本作は、日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督などの作品に参加し、CMやミュージックビデオなどジャンルを越えてさまざまな創作活動を続けてきた日本画家・四宮氏が、自身のオリジナル脚本で描いた初の長編アニメーション監督作。
物語の舞台は、土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店。そこで育った若者たちと、幻の花火<シュハリ>をめぐる2日間の物語を描き出す。
声優初挑戦の萩原と古川がW主演を務め、等身大で瑞々しい演技を披露。さらに、入野自由、岡部たかしらが脇を固める。制作はフランスのスタジオMiyu Productionsとの日仏共同製作となる。