千葉県・市川市動植物園は20日、公式Xを更新。話題を集めるニホンザル・パンチをめぐって声明を発表した。
【写真】子サルの引きずられ動画に声明を発表した市川市動植物園
子ザルのパンチがオランウータンのぬいぐるみを引き連れながら、サル山の群れになじもうとする姿が話題を集め、同園で人気者となっている。
公式Xでは「昨日(2/19)に撮影されたと思われる『パンチが引きずられる動画』について」と題した文書を画像で投稿。飼育担当名で「現在、広く拡散されているいくつかの動画を拝見しています。パンチが群れの他の子ザルに近づきコミュニケーションを取ろうとしていたところ、その子ザルからは避けられてしまいました。パンチがコミュニケーションを諦めて座ったところを大人のサルに怒られて引きずられているようでした」と、動画の内容について状況を解説。
その動画に対してパンチを心配する声に対して「今回パンチを引きずったのはパンチがコミュニケーションを取ろうとした子ザルの母親だと思われます。恐らく母ザルは子ザルが嫌なことをされたと思い、パンチに対して『子ザルに嫌なことをするな』と怒ったのではないかと思います。これまでにもパンチは何度も怒られたりすることでサルとして生きるためのコミュニケーション方法を学んできています」と説明。「動画では引きずられた後、ぬいぐるみへと逃げ込んでいますが、少し時間が経てばいつも通りぬいぐるみから離れて他のサルとのコミュニケーションも取っていました。動画は2/19午前中に撮影されたと思われますが、12時や15時のエサ撒きの際もパンチの様子はいつもと特に変わりはありませんでした」と伝えた。
「ニホンザルの群れへの合流をさせるにあたって、こういった出来事もあることは覚悟してきました。これまでも何度も群れのサルに怒られることはありましたが、本気で攻撃しようとするサルはいません」とし「パンチは怒られながらも、立ち直りの早いメンタルの強さも持ち合わせています。色んなサルとのコミュニケーションを取ろうとした結果の群れのサルからの躾が行われるのは、ただかわいそうと思うのではなく、パンチの頑張りを応援していただければと思います」と「#がんばれパンチ」のハッシュタグを付けつつ呼び掛けた。