富山県は17日、2026年度当初予算案を発表した。一般会計は6338億1537万円で、当初ベースだと21年度の6336億円を上回り過去最大。教育関連の無償化、武道館やこども安心センター(仮称)の建設、物価高への対応などが影響して25年度比5・5%(332億円)増で、5年ぶりのプラス編成となった。
同時に発表した25年度2月補正予算案を含め、事業効果が高まるよう一体的に編成した。県議事堂で記者会見した新田知事は、予算案に反映した新総合計画に触れ「人口減に適応しながらピンチをチャンスに変えたい」と述べた。
最重点に掲げる能登半島地震の復旧・復興関連で31億円を盛り込んだ。「県こどもまんなか条例」の普及啓発をはじめ子ども関連政策には、25年度当初を50億円超上回る過去最高の488億7千万円を充てる。
25年末に策定した総合計画の推進に125億円、中小企業の物価高対策として25年度11月補正予算から始まった「県経済の好循環加速化パッケージ」の第3弾に105億円を計上した。
歳入のうち県税は好調な企業業績を反映して、過去最高の1644億円を見込んだ。歳出では、教育の各種無償化に対応するため教育費が大きく膨らんだ。貯金に当たる財政調整基金は取り崩さなかった。
予算案は24日からの県議会2月定例会に提出する。