デジタル技術で地域課題解決を目指す富山県の事業「デジポックとやま」の成果発表会が21日、県防災危機管理センターで開かれた。介護現場の人手確保への取り組みなど、2025年度に採択された6社の実証実験の結果を報告した。

 介護人材の確保は、空き時間で働く「スキマバイト」の紹介を手がけるタイミー(東京)の実証実験で、「スポットワーク」をマッチングするアプリを活用した。同社の担当者は、県内の9法人18事業所が利用し、約4カ月間で1400件の求人があり、約7割の1007件がマッチングしたことを紹介。長期雇用につながったケースもあったとした。

 ダイハツ工業(大阪府)は、介護事業所の送迎を効率化するAI(人工知能)運行管理システムの実証実験を進めた。複数施設の送迎を集約して一元管理するもので、担当者は業務時間を減らせたとした。中山間地域の農地調査の効率化や、河川モニタリングに関する実証実験の成果報告もあった。