第60回北日本文学賞選奨作を紹介するラジオ番組の収録が20日、富山県富山市安住町の富山シティエフエムで行われた。登場人物の心情の変化を繊細にすくい取った物語を、アナウンサーが情感を込めて読み上げた。2月11日午後3時から同局とエフエムとなみで放送する。
今回の選奨は「すみのはな」「声」の2編。「すみのはな」は、富山市安野屋町の浅野哲平さん(42)の作品で、書道教室を舞台に、女子中学生と年上の女性の出会いと別れがもたらす心の動きを描いた。新潟県三条市の伊藤穂波さん(46)の「声」は、障害とともに生きる人の内面に静かに光を当てた。
20日は「声」の収録があり、フリーアナウンサーの垣田文子さんが朗読した。「物語に出てくる音のない世界をリスナーに伝え、作品の広がりを表現したい」と話した。
「すみのはな」の朗読は、ナレーターや演劇俳優として活動する森田翠さんが担当し、22日に収録を行う。