公立美術館初の回顧展で辿る、島村洋二郎の生と芸術――生誕110年記念企画
開催趣旨
このたび、東御市梅野記念絵画館では、2026年の最初の企画展として、「木雨賞受賞記念 生誕110年島村洋二郎―無限の悲哀と無限の美」を開催します。
島村洋二郎は1916(大正5)年に東京に生まれ、東京と長野県飯田市を拠点に画家として活動する中、肺結核のため37歳で夭逝した早世の画家です。
ゴッホを彷彿とさせる大胆な筆致によって描かれた晩年のクレパス画は、戦後の動乱とその波乱の生涯を物語るかのような儚さに満ちています。
画家の没後、姪の島村直子氏は40年以上にわたり、資料の保存や画集の刊行、展覧会の開催などを通して画家の顕彰活動に尽力しました。
洋二郎の家族を紐解く直子氏の活動は、平成29年にNHK『ファミリーヒストリー』にも取り上げられました。
こうした長年の功績により、直子氏は「第10回 木雨賞(主催:梅野記念絵画館友の会)」を受賞しました。木雨賞は、当館初代館長梅野隆の志である、忘れられつつある作家の顕彰や重要な研究活動を評価するものです。
本展は、公立美術館では初となる画家・島村洋二郎の回顧展です。
生誕110年の節目に、大切に受け継がれてきた油彩画、クレパス画、水彩画、デッサン、装丁・挿絵作品、さらには関連資料をたどることで、長野県ゆかりの画家の足跡を改めて美術史に位置付けるとともに、その作品に秘められた悲哀の美しさに迫ります。

会期
令和8年1月24日(土)~3月22日(日)
※休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、祝日の翌日
入館料
一般500円(団体400円)、中学生以下無料
※ナイトミュージアム開催日(3月3日)は17時以降無料
会場
東御市梅野記念絵画館 大展示室
(東御市八重原935-1)
主催
東御市梅野記念絵画館
後援
信濃毎日新聞社
展示の概要
- <出発―油彩画の研究> 油彩画 11点
- <放浪―クレパス画の悲哀> クレパス画 25点
- <広がる表現―水彩、ペン、デザイン> 水彩画、装丁・挿絵作品 12点
- <デッサン、下絵> デッサン 15点
- <資料―島村洋二郎をめぐる>映像「画家 島村洋二郎の眼差し(2016年船津一監督作品)、ほか画家書簡等の関連資料
関連イベント
○オープニングイベント(梅野記念絵画館まで電話にて要予約)
日時:令和8年1月24日(土)
木雨賞受賞記念講演「40年の旅 島村洋二郎の作品をさがして」
講師:島村直子(洋二郎の姪・令和6年度第10回木雨賞受賞)
時間:14:00-14:50
館長講演「戦後・人物表現の時代の鬼才―島村洋二郎のまなざし…視線、夢想、凝視」
講師:岡部昌幸(東御市梅野記念絵画館館長)
時間:15:00-15:50
○クロージングイベント(梅野記念絵画館まで電話にて要予約)
日時:令和8年3月22日(日)
記念講演会「島村洋二郎 遺された資料から見えてきた横顔」
講師:小寺瑛広(松戸市戸定歴史館研究員)
時間:13:00-14:00
島村洋二郎生誕110年祝い太鼓コンサート
出演:柳川立行・柳川鼓青・柳川太青
時間:14:15-15:00
お問い合わせ
東御市梅野記念絵画館・ふれあい館
〒389-0406 東御市八重原935-1
TEL:0268-61-6161 FAX:0268-61-6162
Email:umenokinen@ueda.ne.jp
Web:https://www.umenokinen.Web:
担当:学芸員 佐野悠斗
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