松本尚デジタル相は14日、行政視察で富山県朝日町を訪れ、マイナンバーカードを活用した公共サービスパス「LoCoPi(ロコピ)あさひまち」など町が全国に先駆けて進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)施策を確かめた。マイナカードが「市民カード」として住民の日常生活に浸透している状況を高く評価した。
町役場で笹原靖直町長や町と連携する博報堂(東京)の担当者から概要説明を受け、自らのマイナカードでロコピの利用登録を行った。実際に端末にカードをかざし、ポイント付与やデジタル地域通貨などの機能に理解を深めた。
石川県出身で医師として富山県内で勤務した経験がある松本デジタル相は、あさひ総合病院を訪れ、利用者が「マイナ保険証」を使う様子を視察。町環境ふれあい施設「らくち~の」では現金をチャージしたデジタル地域通貨で町特産品を購入し、さみさと小学校では下校する児童がカードを端末にタッチすると保護者にメールが届く見守り機能の流れを確認した。
ロコピは2024年1月に始まり、人口1万人の町内で約3200人が登録している。松本デジタル相は「小さな自治体だからこそできるDX化の好例だ。全国へ横展開するための検討を進めたい」と話した。
サービス開始から約2年間で視察した大臣や副大臣は松本デジタル相で5人目。