サグラダ・ファミリア教会で知られる建築家アントニ・ガウディの図面や手記を紹介する「NAKED meets ガウディ展」(東京・天王洲)の開催に合わせ、公式アンバサダーを務めるアイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧が会場に登場した。「ガウディは天才だったけれど、悩み、試行錯誤してデザインしたんだと感じた」と話した。

 大学で建築を学んだ伊野尾が注目したのは、ガウディが大学で卒業制作として手がけた「パラニンフォ・短手断面図」(1878年)。「僕が学生時代に描いた断面図と比べ、格が違う。装飾まで描き込まれているのがすごい」と語った。

 幼い頃からブロック玩具や図画工作の授業が好きだったといい、高校時代に芸能活動と並行して「仕事の幅を広げていきたい」と建築学科を志した。「建築は学業の中でも、文系と理系の要素が入り組んでいると思う。物の見方の柔軟さは建築を学んだことで得られた」と自負する。

 建築を学びたい10代の若者や子どもたちには「将来どういうことがしたいのかを考えて、大学を選ぶことが大事」と助言する。たとえ建築業界に入らなくても「プレゼンテーションの方法を含め、建築学で学ぶことは役に立つことばかりだと思う」と語る。

 「年々、建築が面白いと思う機会が増えている」と伊野尾。アイドルとしてさまざまな作品を手がけるが、「いつか建築作品も世に残せたらいいなという夢があります」。

 今回の展覧会では、ガウディが行った重力の実験を疑似体験できる、逆さづり構造の「ポリフニキュラー模型」など参加型の展示が楽しめる。「子どもたちがワクワクドキドキを味わい、新しい夢を広げていってくれたらうれしい」と話した。

 展覧会は品川区の「寺田倉庫G1ビル」で開催中。3月15日まで。