今年最後の競りとなる「止め市」が29日、富山市公設地方卸売市場(同市掛尾町)の青果部門と花き部門であり、競り人の威勢の良い声で一年を締めくくった。
青果部門の競りは午前6時ごろから始まり、集まった小売業者らが、県内の農家が持ち込んだダイコン、白ネギ、リンゴなどを次々に競り落とした。
富山中央青果によると、2025年はトマトやキュウリなどの夏野菜は、例年に比べると猛暑や資材高騰の影響で高値の傾向だったが、前年比では価格が下がった。キャベツなどの露地栽培の野菜は、秋冬に天候が安定したことから例年並みの価格に収まったという。果物はミカンが例年よりも高いが、高騰した24年に比べると落ち着いている。
富山市で八百屋を営む70代の男性は「野菜の消費量がどんどん減っている。来年はたくさんの人に食べてもらえるようになったらいい」と話した。
水産部門の止め市は30日。初競りは青果、花き、水産の3部門とも来年1月5日に行う。