任期満了に伴う立山町長選は、来年1月20日の告示まであと1カ月となった。現職の舟橋貴之氏(60)=5期、五郎丸=と、新人で前県警察学校長、渡辺正信氏(60)=金剛新=が立候補を表明し、16年ぶりの選挙戦となる。他に動きはなく、雄山中学校の同級生でもある2氏の一騎打ちになる公算が大きい。20年にわたる舟橋町政への評価や多選の是非が争点になりそうだ。
舟橋氏は11月24日の後援会会合で、約200人を前に6選出馬を表明した。会合後の記者会見で「富山地方鉄道立山線の存続に向けた取り組みが次のステージに入る大事な時期。引き続き町長として働くべきと考えた」と強調した。
議会対応や公務のため、まだ本格的な活動は展開していないが、現職の高い知名度が強みだ。既に自民党県連と連合富山の推薦を得ており、町議選候補者と連動した動きで支持を固めたい考え。年末には町政報告会を予定し、長年懇意にしている河野太郎衆院議員を招くことにしている。
渡辺氏は11月7日に県警を退職し、直後に記者会見で立候補を表明した。多選を批判し、「町民や役場にとって風通しの良い町に変えるため、町政に新しい風を吹かせる」と訴えた。
知名度不足を払拭しようと、退職翌日から毎朝1時間、県警OBや家族らと幹線道路の交差点であいさつ運動を展開。支援者や企業へのあいさつ回り、チラシのポスティングを進めている。06、10年の町長選で舟橋氏と2度にわたって争い、敗れた大辻進氏や関係者が支援の動きを見せ、かつて町を二分した対立の構図も再浮上しそうだ。
投開票は来年1月25日。同日選となる町議選は今回から定数2減の12で行われ、現時点で現職9人と新人4人の計13人が立候補する見通し。ほかにも複数が名乗りを上げる可能性がある。