富山県富山市上滝の上滝保育園(杉森かおり園長)に今月、長野県の農家、土屋守さんから3箱計120個のリンゴが届いた。交流は今年で38年目を迎え、園児は感謝しながら受け取った。
1988年、当時の園児が園近くの常西用水プロムナードの完成を祝って手紙付きの風船を飛ばした。風船は北アルプスを越え、土屋さんのリンゴ畑の木に引っかかり、これを機に交流が始まったという。
リンゴは16日に宅配便で届いた。品種は「サンふじ」で、等級は「特秀」。真っ赤なリンゴを手にした園児たちは「甘くておいしそう」「いい匂い」などと喜んでいた。
19日から全園児40人に1人1個ずつ配り、給食でも切り分けて味わう。同園はお礼として、今月下旬に園児たちの写真と手紙を土屋さんに送る。